窯主エッセイ
2013年春の有田陶器市。 PDF 印刷 Eメール
作者: 青木 清高   
2013年 5月 01日(水曜日) 15:26

今年の陶器市は、27日からスタートされた窯元さんも多くいらっしゃいました。
当窯は例年通り29日からスタートとしておりました。27日・28日は展示の準備中でございましたが、当窯にも多くのお客様にお越しいただきました。現在はこんな風(以下写真)に展示いたしております。
街の中とはやや、離れているので比較的静かな雰囲気の中で、作品に触れて頂いています。有田の町が一番活気づく陶器市の賑わいが楽しみだった父の写真も、いつも以上に、微笑んでいるように見えます。

 

■写真 展示場風景1

 

■写真 展示場風景2

 

■写真 展示場風景3

 

息子の作品を展示する予定ですが窯上りが、5月2日(木)になる予定です。何せ本当に生まれて初めての初窯上げということで、親としてもかなり緊張しています。

■写真 息子の展示コーナー (窯上りを待つ展示スペース、ここに飾ることが出来る作品が焼けていればいいのですが。)

 

  

 

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最終更新 2013年 5月 01日(水曜日) 16:06
 
父と私と天目と PDF 印刷 Eメール
作者: 青木 清高   
2013年 4月 10日(水曜日) 22:33

早いものでもう4月の半ばにさしかかります。先日西日本新聞の文化欄で取り上げて頂きましたので、皆さんに紹介させて頂きます。

父、龍山が亡くなるひと月ほど前の朝食の最中に「お前も天目ばせんばのう、」とふと言ったことがあります。その時わたしは、何も返事をしなかったことを覚えています。それは、父に対しての反発でも何でもなく、本当に聞き流してもいいような親子の会話の流れの中の事だったからです。その時はすでに、建窯の天目の胎土の研究もやっていたころなのですが、それから一月後父は亡くなりました。亡くなったその日に窯あげしたテストピースのなかの天目の一つがが成功していました。私はその時、時空を超えた因果の力を知りました。

 

■西日本新聞より (平成25年4月8日掲載)

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最終更新 2013年 4月 11日(木曜日) 16:08
 
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