作者: 青木 清高
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2013年 2月 03日(日曜日) 10:10 |
先日、地元の新聞に大きく取り上げて頂きました。この記事内でも語っておりますが、「作家は一代かぎり、二代目ピカソや五代目セザンヌとかいない。ましてや天目は自分が始めたわけではない、宋時代にその美は完成されたものであり、それを再現してなにが面白い、青木家のお家芸ではないのだから、その時代時代の作家がいかに自己表現が出来ているかが大切なこと、それが文化として結実するんだから。」こんな父のことばを思い出しています。正直な話、父はわたしが天目の薬を扱うこともきらっていました。しかし亡くなる月の初め頃、[おまいも天目ばせんでよかや?」と食事の時いったことがあります。今思えば相当気が弱っていたのかもしれません。その時何の返事もしなかった自分が悔やまれます。この新聞を父、母の仏前にお供えしました。
平成25年2月1日 佐賀新聞掲載
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最終更新 2013年 2月 17日(日曜日) 20:05 |