作者: 青木 清高
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2013年 11月 13日(水曜日) 22:10 |
父、龍山が亡くなって6年、母が亡くなって、7年を迎えようとしています。父の7回忌を前に、過去に出版された、「ひたすらに」と[陶心一如」の2冊の本の中では触れられていない文化勲章授章前後から、亡くなるまでの事を綴った本を出版する事に成りました。
この文化勲章授章と、両親の死が、同時進行だったので、なかなか、この話に乗る気がしませんでしたが、多くの方々の、お声に答えて、今回出版する運びに成りました。もう、昔の事になろうとしているのに、執筆しだすと、昨日の事のように、慶びと、悲しみが、折り重なってよみがえってきます、そして今回、はじめて、気がつかされました、太平洋戦争、原爆、東日本大震災でも、過去に起きてしまった悲しい出来事は、その事を経験された人達にとっては、けっして、過ぎ去った昔の事ではないのだと。
母の死を前にして、ひたすら、父は創作に励みました。「お母さんの、ゆうならすぎ、(病気が治ったら)なんもいらん。」と、言っていました。来る日も来る日も、自分自身の残された時間を知っていたのか、ひたすら工房で、画筆をとりました。今思うと、頂いた栄誉によって、自分の作品が、胡坐をかいてしまう事が怖かったのかもしれません。
さて、今回出版する本は、未公開の写真を中心に、限定で500冊、平成26年4月出版する予定です。
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最終更新 2013年 11月 13日(水曜日) 22:27 |