窯主エッセイ 『父 青木龍山』 独立から結婚まで
『父 青木龍山』 独立から結婚まで PDF 印刷 Eメール
作者: 青木 清高   
2011年 8月 17日(水曜日) 00:00

 昭和20年代中頃~30年代初め 

 

第一話(全六話)

独立から結婚まで

 

 

写真:青木兄弟商会遠景 明治20年代後半
 
写真:青木兄弟商会工場内風景 大正時代初め頃

我が家の歴史については、このホームページの中でも既にご紹介致しておりますが明治、大正、昭和の各時代を通して隆盛を極めた、青木兄弟商会も昭和25年頃より会社の経営に暗雲が見え始めます。

 

写真:東京映画会社時代 昭和25年頃

写真:美術教諭時代法政女子高にて 昭和26年頃

その頃東京で、多摩美術大学を卒業したばかりの父はそのまま東京に残り高校の美術の先生になりました。その前は映画会社の舞台美術の仕事などもしており一時期本気で映画関係の仕事を一生の仕事にと考えていたのでした。

とにかくその時代に培った様々な人たちとの出会いや経験がその後の人生の貴重な糧となりました。若い可能性を胸に好奇心に輝いていた時代だったのでしょう。しかし結局、会社再興のため祖父に呼ばれ、故郷有田に戻る事になりました。それから青木家の一族は、団結して会社の立て直しに奔走するのですが、昭和32年事実上倒産し経営は人手に委ねられました。

 

私の母は、その前の年に町内から父のもとに嫁いできます。有田は狭い町です。「青木兄弟商会が危ないそうだ」との噂は母にもその家族にも入っていたそうです。

あの時代、そのような状況の中で嫁いできた母は、今考えれば我が家にとって地獄に仏だったのかもしれません。

写真:結婚当時 昭和31年

 

 

 

第一話  『父 青木龍山』 独立から結婚まで
第二話  『父 青木龍山』 陶芸作家としてのめざめ
第三話  『父 青木龍山』 日展初入選から龍山窯の誕生
第四話  『父 青木龍山』 特選受賞
第五話  『父 青木龍山』 二人三脚
第六話  『父 青木龍山』 龍山と有田のまち

 

 

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最終更新 2011年 10月 05日(水曜日) 13:06
 

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