窯主エッセイ 父と私と天目と
父と私と天目と PDF 印刷 Eメール
作者: 青木 清高   
2013年 4月 10日(水曜日) 22:33

早いものでもう4月の半ばにさしかかります。先日西日本新聞の文化欄で取り上げて頂きましたので、皆さんに紹介させて頂きます。

父、龍山が亡くなるひと月ほど前の朝食の最中に「お前も天目ばせんばのう、」とふと言ったことがあります。その時わたしは、何も返事をしなかったことを覚えています。それは、父に対しての反発でも何でもなく、本当に聞き流してもいいような親子の会話の流れの中の事だったからです。その時はすでに、建窯の天目の胎土の研究もやっていたころなのですが、それから一月後父は亡くなりました。亡くなったその日に窯あげしたテストピースのなかの天目の一つがが成功していました。私はその時、時空を超えた因果の力を知りました。

 

■西日本新聞より (平成25年4月8日掲載)

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最終更新 2013年 4月 11日(木曜日) 16:08
 

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