有田焼創業400年を前にして、我が家の歴史を振り返る。 印刷
作者: 青木 清高   
2012年 2月 02日(木曜日) 17:22

 4年後の2016年、我が町有田は、有田焼創業400年を迎えます。今、街はその準備で活気に溢れています。
私も青木龍山・清高工房が誕生するまでの、江戸時代からのわが家の歴史をホームページの中で紹介していますのでぜひご覧ください。

 
[青木家の歴史] ※歴史ページを更新しております。
 
ここに紹介するのは、明治から大正にかけての輸出用の青木兄弟商会時代の製品です。洋食文化もそれほど浸透していなかった明治期の有田で、これらの食器を作った当時の職人さんたちは一体何のために使用するのかを理解して作っていたでしょうか?しかしながら、窯主の図面どおりの、極めて薄くしっかりしたろくろ細工と絵付けを見ると、日本磁器発祥の地の職人魂を感じます。
 
■解説 これは我が家に残る数少ない輸出時代の製品、何らかの難があり上絵付けまで行っていません。未完成ながらも、藍の色と余白のが美しい調和を見せています。(明治~大正期)
 
 
■解説 明治30年代に入って曽祖父兄弟が本格的に輸出に乗り出した頃のティーカップ、消費地が海外だったためか、なかなか、伝世品に会えません。(明治~大正期)
 
 
■解説 国内向けの製品にはこの、角の中に青のマークが用いられてました。100年にわたり製造され続けたため、国内向の製品は いろんなところで見かけます。そういえば青木製の食器は、NHKの朝ドラの食卓シーンで登場してました。 
 
 
■解説 輸出用の製品の裏銘です。(大日本肥前有田青木製)と記されています。
 
 
■解説 輸出用の製品の裏銘です。アオキブラザーズカンパニー(ABC)と記されています。
 

 

[青木家の歴史] ※歴史ページを更新しております。ぜひ御覧ください。

 

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最終更新 2012年 2月 03日(金曜日) 08:44